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一級建築士事務所 赤沼政志建築設計室 「業務報告!」

住宅、診療所を多く手掛ける仙台の一級建築士事務所です。 建築設計業務を通しての喜怒哀楽を綴ります。

リフォーム・・・

リフォームの相談・・・
正直にいうと、安易なリフォームの依頼・提案には二の足を踏む。

今ある縛りの中でそれをいかにうまく生かすか、現状の不具合をいかに
ちょっとの工夫で解決できるか・・・そんなドラマチックなメディアの演出が優先し、リフォームすべき
根拠とその解決手法への共感が希薄に感じられることがある。

共通して思うことはリフォームは費用対効果的には必ずしも安くならないことである・・・
ほとんどの相談が「資金が少ないので新築はあきらめてリフォームする。」とか「ちょっとした部分の工夫と日数で解決する。」といったお手軽かつ新鮮さの更新といった期待のニュアンスにもとれる。

むしろリフォームは設計費用もかかる。現状検証にはじまり技術・デザイン提案の負荷・・・
監理においても、部分解体や養生などの段取り、現場進行に沿った技術的判断対応能力を要する難易度の高い手法であると認識すべきだと思う。

さらに現状の千差万別な部材・素材に沿った技術的、性能的な根拠をどこまで把握できるのか・・・
既存柱の本質的な強度チェックにも限度がある。
いわゆる設計者の知識・経験能力による判断責任となる。

200年住宅、瑕疵保証制度など住宅の耐久性、付加価値を認めていく流れは歓迎すべきだが、
その根拠は本当にその歳月を経てなお確信のもてる設計・部材となっているのか・・・だと思う。
20、30年程度持てばいいというような思いの設計による住宅であったならば・・・
例えるなら、いつまた止まるかもしれないエンジンのさび付いたクルマに高性能のタイヤをはかせ、
高性能のカーナビをつけても費用対効果は得られないということである。

誤解のないように・・・リフォームが駄目というのではなく、難易度の問題・・・

当事務所の案件事例としても、数年前の案件だが・・・
100坪ある、ひいおじいさんの代からの住宅だが、今の家族構成はおじいさんと夫婦の3人のみで広すぎて老朽化もしているので建て替えたいが、おじいさんが大反対。
そこで新築するはずの資金2000万円でのリフォームを計画することになった。
来るべき宮城県沖地震のためにできうるだけの補強をしたい、そして無駄部屋をつくらず使いやすく
シンプルで合理的な水廻り空間を・・・というものだった。
「費用面に代えがたい歴史の更新・・・」

今日の相談もそんなことを話しながら、再度家族で話し合い、検討して再度相談するということに・・・
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  1. 2008/12/06(土) 18:17:21|
  2. 住宅建築
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プロフィール

代表 赤沼政志

Author:代表 赤沼政志
一級建築士事務所
赤沼政志建築設計室

仙台市泉区南光台4丁目  
5-2  サンパルコ201号
TEL022-796-0801
FAX022-796-0802


(略歴)
1967:岩手県花巻市出身
1985:専修大学北上
高等学校建築科卒業
(ラグビー部所属)
1989:東北工業大学
工学部 建築学科卒業
(ラグビー部所属)
1998:事務所開設


(趣味)
 小型船舶操縦
 模型作り
 カクテル作り


(音楽)
 VIKTOR LAZLO
 ANITA BAKER
 CARL ANDERSON
 DAN FOGELBERG
 MICHAEL SCHENKER

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