年度末ということもあり、付き合いのある企業もリストラの波による退社、転職、転勤・・・
ということで送別会に出席した。
それぞれの人生のターニングポイントに立ち会う思いに感慨深く、切ない気持ちになる・・・
10年程前の事務所を開設した当時の不安と期待の時期を思い出すが、啓発し信じよう。
今を一生懸命に生きていくこと、そして思考は現実となることを・・・
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- 2008/03/31(月) 23:47:00|
- 出来事を通じて考えた事
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一級建築士学科講義の講師として盛岡へ。
仙台駅で「日本人のしきたり」という本を購入し往復の時間を読書に費やす。
日本人の年中行事、しきたりにまつわる由来を紹介する内容なのだが、納得したり、驚きながら一気に読んでしまった・・・
内容に少し踏み込みが足りない気もしたが、浅く広くという意味では読みやすく十分に新鮮な知識を得ることができた・・・
講義終了後、いつもなら市内循環バスの「でんでんむし号」で駅まで戻るのだが、久しぶりに盛岡市内を散策しながら駅まで歩く・・・
岩手公園を横目にぶらぶらと街路、建物を眺めながら気分転換。
帰りの新幹線ではちょうど晩飯時とあって駅弁の「うにめし」を買って帰るのが定番となっている。

- 2008/03/30(日) 21:44:26|
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午前中に依頼相談の打合せ、午後から「出花の家」にて上棟式、盛大に餅撒きが行われた。
骨格が見えるこの段階は、その度に完成への期待が高まると共に現時点までの施工精度チェックに意識が集中する。
夜は更に別件の住宅プランの提示とあわただしく、充実した1日・・・
ではあるがさすがにちょっとタイトだったかな。
明日はまた盛岡にて講師・・・
- 2008/03/29(土) 23:48:01|
- 出来事を通じて考えた事
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宅地において建築に伴って生じる問題のひとつに土留擁壁のやりかえが必要となる場合がある。
玉石積や二段擁壁などは設計者の判断報告によって役所担当者との協議が必要となる。
現在、依頼相談を受けているこの土地も宅地造成等規制区域内における擁壁として協議中なのだが安全性の確信とコストの兼ね合いが課題・・・
- 2008/03/28(金) 22:12:30|
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業務の合理化は誰しもが望むものであり、特に建築業界、その中でも設計業務は紙とペンさえあればできる比較的資本、経費のかからない事業と思われており、さらにその手間ヒマを削減する風潮があるように感じられる。
CADの導入にも考え方がある。
データのストック、共有化・プレゼンテーションの充実により設計の質が一層高められる目的には共感するが、業務形態によっては設計業務の簡略化、人件費の削減という打算も見受けられる。
ノートパソコンを施主の前で開き、「この部屋を6畳から8畳へビヨーンと広げましょう」などということができ、それに合わせてすべての図面が連動する・・・その場で公園等で書かれる似顔絵書きのように「こんな感じでいかがでしょう」と即対応、即決のパズル的な間取りから図面がつくられる。
これが施主から望まれる設計という職能の姿には思いたくない。
プロセスの重要性を伝えたい・・・
設計事務所勤務時代に先輩から、
「所長のプランの下絵をよく見てごらん。書いたり消したり、鉛筆の跡が真っ黒になっている部分って特に悩んで考え、検討した跡だから・・その辺にこだわりや解決策への考え方が表現されているはずだよ。」
と教わったのを思い出すが、現在自分の下絵(エスキス)を見るとまったくその通りなのだ。
ただ切った貼ったではなく、空間をイメージする上でしっくりくるコンセプトと造形は紙の上を鉛筆でこねくり回すことから生まれることを実感する。
さらに、模型をつくっては壊しをくりかえし・・・非合理的な作業に思いが宿るように感じる。
(複雑な造形解析、シュミレーションなどにおいては、CADも併用するが・・・)
こうした、
創造する過程の時間、労力こそ職能として評価されるべきである。
むしろ図面(成果物)がその創造・イメージを伝える線引き作業として合理的に、時間削減すべく作成され、書類が作られるのは歓迎なのだが・・・
設計事務所の評価を受ける基準そのものがいまだ、図面枚数や書類を作る手間、生産性からという風潮に辟易している。
どんな思い、プロセスを経て設計しようが成果物主義としての評価では、薄っぺらな内容のものを数多くこなそうとする耐震偽装問題の発端理由に通じる・・・
建築基準法の厳格化に伴って設計監理・申請業務の責任が重要視され、
安易な業務ではない周知がもっと広く、進めば・・・という思いがある。
- 2008/03/27(木) 10:38:02|
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建築工事の工程においても、日柄を考慮するのだが・・・
厄介なのが三隣亡や土用の期間中である。
六輝の大安、仏滅はまだ日常に密着した感があるが、さらに十二直の成、建、平等までいくとさらに「よき日」は限られる・・・契約、地鎮祭(着工)、上棟、引渡しにおいてその近辺の日取りを想定すればよいのだが、土用の期間、お彼岸、お盆、年末年始を挟む工程にはその期間中の工程状況を考慮しなければならない・・・
地域性、風土によっての解釈と信心の度合いもあると思うが、進行中のプロジェクトでは4月下旬の着工に際して、4月17日の春土用入り前になんとか地鎮祭を終えようということになっている・・・
- 2008/03/26(水) 11:14:58|
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「岩出山の住宅」 解体に際して既存建物及び伐採樹木への御祓い、祈願をささげた。
その後、既存建物から新築建物へ支給再利用するもの、解体工程、範囲を再確認・・・
さらには、既存解体前の状況写真をおさめると共に今まで生活していた玄関前での記念撮影を行った上で、いまだ、あわただしく仮住まいへの引越しをすすめている施主と、残る重量物を立ち会った「プロジェクト・チーム」で運び出し、いよいよ始まり・・・
- 2008/03/25(火) 17:54:35|
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模型・パースによる外観デザインをクライアントに説明し、確認していただいた。
どんな言葉よりもカタチを伝えるプレゼンテーションとして特に模型はわかりやすく、イメージの共有化として有効だと思う。
そのカタチに至るコンセプトとプロセスは重要だが、住宅はクライアントの人生観、資産に踏み込む企画であり設計者とクライアントのデザインへの嗜好をも共感、納得できる設計の進め方を心がけているつもりである。
- 2008/03/24(月) 21:19:03|
- 依頼からの流れ
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一級建築士学科講義の為盛岡へ行ってきた。
実家に近いこともあり、岩手山のそびえる風景にノスタルジーを感じた。
故郷への恩返しのような気持ちで盛岡の講義を終えた。
- 2008/03/23(日) 19:50:41|
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仙台市近郊で
土地購入からの住宅計画の相談を受ける。
設計監理を依頼されるも土地がなければ構想を建てようも無いのが筋ではあるが・・・
自己資金で土地購入後の建築資金のみを融資する前提であれば土地の購入後にじっくりと設計、計画可能であるが、土地、建物一式融資の場合は土地及び建築計画予算の明確化と融資に至るまでに建築確認申請の通知書を要するのが通例のため、シビアでタイトなスケジュールが想定される。
土地探し、土地の買い付け協議から決済までの期限が勝負期間となることを
ふまえての綿密な段取りと構想へ取り組むことになる。
- 2008/03/22(土) 02:52:34|
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概算書を作っている。
正確な見積書ではない。
あくまでも資金計画の根拠として、目標としての金額を想定する。
設計事務所においては実際の工事費は業者選定に至るまで金額はFIXしない。
敷地状況、規模、仕上げ、空間に伴う質や量によって金額は全く異なり、機能、デザインにおいても優先順位を判断しながら設計を進める。
概算根拠は
求められる精度にも依るが、今回は目標参考値として過去の事例実績を基に想定し、作成したにすぎず、限りある予算の中で無限の選択肢を整理し、コストコントロ-ルを念頭によりいい建築をめざしたい。
- 2008/03/21(金) 03:42:11|
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「岩出山の住宅」の工事請負契約に立会い・・・
当然、施主(甲)施工者(乙)との契約ではあるが、設計監理者・立会人(丙)として記名、捺印した。
建て主の代理人として監理を行う立場であり、施工者選定に至る責任を持つ意味がある。
スケジュールとして、建築確認申請厳格化の折、設計仕様変更が無い状態での申請図と施工業者決定の上で、これから確認申請提出、既存住宅の解体、4月下旬着工の予定となる。
- 2008/03/20(木) 14:52:07|
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一級建築士・学科Ⅱ(建築法規)の講義も4時間半ぶっ通しで、さすがに声が嗄れ気味である。
受講生の質問にも試験以外の実務的な内容が混じる・・・条例や行政判断による処まではさすがに、回答に二の足を踏む。
個人的には実務の先輩として、参考の見解は答えたいと思っているのだが・・・
講師として法規に精通しているという信用をいただいているからとの自負もあるがその実、僕も実務者の一人として法を駆使するというよりも縛りを受けて振り回される感が多い・・・

ともあれ、世の中の事例に対応した万能な法は無いとは思うが、あくまでも建築士に求められる知識として毎年法令集を開き、受講生と共に難解な条文と格闘しているのだ・・・
- 2008/03/19(水) 15:23:05|
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既製品の品質、選択のバリエーションは豊富になったが、やはり一定の規格外となればオプション対応であったり、製作限界範囲外として対応不可となる。
ときには、「当社の規格範囲はこうなので、その範疇で設計してください」などと教示してくれるメーカーもある・・・もちろん予算の兼ね合いもあるが、既製品ありきの設計をするつもりはない。
こうしたい、こうだったらいいなというオリジナルの空間を求める構想として設計をするのだ。
だからこそ同等品以上としてメーカー指定も問わず要求が満たされるべく性能、デザインをギリギリまで追求したい。
常にオリジナルな要求、特殊解へ挑戦する姿勢、技術を持っていたい。
- 2008/03/18(火) 22:46:50|
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模型をつくっている。
カタチを検討し確認するための過程でボリューム模型は必ずつくる。
最近のパースCAD等はプレゼンテーションも美しく、効率もよいが、いまだにコツコツと模型をつくっている。
合理性より、手間がかかっても自分が生み出すカタチを職人の思いでつくることが楽しい。
単なるプレゼンテーション作業ではなく創造の自覚を持てる過程だと思っている。
- 2008/03/17(月) 11:27:37|
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今月は3日おきに資格学校で学科講義のため、その都度の要点と講義の段取りを確認する下準備に時間を割いている。
理解しやすく、興味や意欲が促進できるような講義のために・・・
講義でもセミナーでも、実務においても説明の要点や根拠を伝えることの難しさを感じるが、建築士としての使命としても
伝える技術を磨かなければ・・・と思う
- 2008/03/16(日) 16:56:03|
- 一級建築士・資格
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