今年は今日で仕事納めとしました。
年明けは1月4日の設計打合せからスタート。
事務所掃除もそこそこに切り上げ、年賀状作成はまだこれから・・
手帳も新しいモノにしなければと思い先日、購入しに行ったのだが納得したものが見つからず今日中には決めなければと考えている。
手帳探しの基準は思いついたことが毎日書ける欄があり、月ごとの見開きができてなおかつ24時間の予定が書き込めるモノが欲しいのだが、今年の手帳は自分で24分割の罫線割をし、時間ごとのスケジュールを確認していた。最悪はまた同じモノかな・・・
手が空く期間も多い一方、密度の高い時間が集中する状況も多く、徹夜の設計作業やクライアントの帰宅時間後の打合せなどが手帳のニーズである。
2008年、年が明けてから設計にあたる案件の予定もいただき、新たな手帳に書き込まれる日々と建築設計業務が一層充実するように頑張ろう!
「来年はなるようになるさ」、なんてうそぶきながら・・・
スポンサーサイト
- 2007/12/30(日) 11:18:28|
- 出来事を通じて考えた事
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
今年の大きな事柄として、材料の認定、耐震設計、施工管理、監理の偽装及びチェックミスによる余波を受けて法改正がなされ、建築確認申請・検査が厳格化された。
この影響は大きく、建築業界のみならず社会経済に至るまで危惧されている。
確認申請においては免状の写し添付、材料の認定書添付、構造図面の添付などの書類要件と不備に対する対応も厳格であり、それを審査する側の体制もまだ基準が整わず、結果的に申請にようする時間が大幅にかかり、着工・検査の目処がずれこみ、現場が混乱した。
とくに施工業者は着工金が確保できなければ資金繰りの悪化、死活問題へと発展している。
今日も事務所へFAXが流れてきた内容が「建築確認手続きの円滑化に係る対策及び建築関連産業の中小企業の資金繰り対策に関する情報の周知徹底のための説明会のご案内」、
セーフティネット保証における建築関連の指定業種とその貸付について・・・
主催が国土交通省東北地方整備局、宮城県、財団法人建築行政情報センターというのがまた法改正に伴う影響の深刻さを考えさせる。
私自身、基本的には
淘汰され、浄化作用のある、プライドある建築業界であることは歓迎なのだが・・・不況、共倒れなどへの不安を促すのも、本末転倒になりかねない
一級建築士資格試験も12月20日に平成19年度合格者が発表され、すでに平成20年度の試験へむけて受験生はスタートしている。
平成21年度から試験の制度内容が改正される為、配点基準や時間配分などの戦略が従前通りにいかなくなる。(問われる知識、能力は大きく変わるとは思えないが・・・)
だから、いままでの建築士試験浪人にとっても大きな変革を迎える前の試験であり、講師の立場からも一掃合格の意気込みである。
やはり、法規は法改正の影響を受け、出題内容も確認申請、構造計算を中心に改正されており実務的なイメージでとらえると同時に平成20年度版法令集の事前確認、作り込みは早急な準備が必要である。
法律は時代、社会背景の上で運用される生き物のようなもの・・・制定、運用、遵守する上での柔軟で迅速な対応が前提なのだが、まだまだ後手に回っている。
- 2007/12/29(土) 12:53:29|
- 一級建築士・資格
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
誰が設計しても、施工しても同じようなもの・・・とは思われたくない。
しかし、現実に各住宅メーカー、工務店の家づくりの仕様の多くが
建材メーカーの造作材、住設機器の採用によりパーツを寄せ集めたかのようになる。
設計・施工の合理化、量産化、質の確保を勘案してなおかつ流通提携による予算削減
を前提にすればやはり
既成品ということになるのか・・・
設計者として、提案ポリシーと費用対効果、性能保証としての葛藤にさいなまれる。
極端に欲をいえば、ユニットバスもタイルや石貼りの浴室・システムキッチンや洗面流し台も家具造作工事・できればトイレの便器さえデザインできないものか・・・
玄関は「顔」などというが、サッシメーカーの玄関ドアの採用次第ではそのサッシメーカーの
ドアデザインにその建築デザインが支配される気がしてならない。
せめて、メーカーごと固有のデザインではなくシンプルなものとし、内部建具はインテリア空間の基本的な視点ポイントであり、動線の門としてオリジナルなものを・・・と考えている。
奇をてらったり、実験的なものではなく、そもそも「住宅」にはまったく同じ人間、ライフスタイルがないようにオリジナルなものであると考えている。
最終予算調整においても
オリジナルの精神は見失わないようにしたい・・・
- 2007/12/28(金) 05:56:52|
- 事務所ポリシー
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
建築設計を業とするものは
情報のアンテナを張りめぐらせ、引き出しを多くもたなければならない・・・師匠から言われたことだが、今更ながら痛感している。
昨日、東北工業大学新技術創造研究センター 野澤先生からお誘いいただき、
モノ創り技術サロン~「Tohtechサロン」へ参加してきた。
これは、東北工業大学新技術創造研究センターが最新技術や研究動向の発信と技術相談などが気軽にできる、企業と研究者との交流の場として定期的に開催しており、昨日は第20回目とのことである。
今回のテーマは東北地方においては避けて通れない積雪寒冷地対策、その現状と最新技術について、「安全・安心・快適な雪国をめざすための技術とは?」として
(独)防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター 新庄支所長 佐藤 威 氏
のお話を拝聴した。
印象に残った話のポイントとして、雪の結晶と性質の種類や、日本国土の面積51%が豪雪地帯で人口は2000万人(16%)であり、その雪に関する対応は災害や障害に対する「克雪」と資源、生活に取り入れる「利雪」の考え方がある。
具体的な研究内容にも雪を溶かす技術、付着しにくい状況にする技術、雪が付着したままにする技術など、改めて多角的なとらえ方と、ニーズがあるものだと考えさせられた。
おかげで昨晩は雪合戦、雪ダルマ、カマクラ、雪祭り、吹雪、除雪、凍害、積雪荷重、落雪、雪景色・・・キーワードが頭をめぐりながら的外れで貧困な発想に自己嫌悪・・・
情報と、取り組むべきテーマは身近にあるが、興味を持ち、学んで活かす活力を持たなければ・・・
- 2007/12/11(火) 15:14:10|
- 出来事を通じて考えた事
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0