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一級建築士事務所 赤沼政志建築設計室 「業務報告!」

住宅、診療所を多く手掛ける仙台の一級建築士事務所です。 建築設計業務を通しての喜怒哀楽を綴ります。

感謝・・・

当事務所も今日で仕事納めとしました。
今年もおかげさまで、充実した設計活動をさせて頂きました。
押分の歯科医院、上町事務所改装、新栄の家、南光台南K邸、南光台南S邸、加瀬の家、上杉のO邸を実施プロジェクトとして手掛けさせていただきました。
さらにまた、心機一転、現事務所所在地へ5月から移転、快適な環境の中で仕事をすることができました。
なお、新年は1月4日より始動致します。
来年の抱負は年が明けて、改めて書き込もうと思いますが、こうして好きな建築設計に没頭させてくれている妻、娘が誇りに思ってくれる一級建築士・建築設計のプロでありたいと思っています。
皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。
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  1. 2006/12/29(金) 23:27:05|
  2. 出来事を通じて考えた事
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講義準備・・・

依然として進まない事務所の整理・・・。
それはそれとして、来年の資格学校の講義準備として平成19年版建築関係法令集へのインデックス・アンダーライン引きの作り込みに没頭してしまった。
(整理・掃除からの逃避です・・)
学科Ⅱ(法規)講師という立場柄、毎年新規法令集の作り込みが必要である。
受講生の中には、去年購入したものが勿体無いとか、せっかく去年作り込んだ法令集なので、使用しても良いか、といった質問をされることがある。
確かに一から作り込むのは大変であり、共感はするが、毎年法令の改定があり、例年、こうした法改正部分や新規施行法規は一級建築士試験における出題傾向も高く、最新法令集による受験が必須・・・。
例えば今年の12月20日より、平成18年6月21日に公布された「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」が施行され、これと同時に、同法に基づき制定された、政省令及び基本方針も施行されることになる。
一級建築士学科試験は4科目、学科Ⅰ(計画)、学科Ⅱ(法規)、学科Ⅲ(構造)学科Ⅳ(施工)であり、例年4科目総合67点以上、各教科13点以上の基準点数とされている。(難易度による補正あり。)
その中でも法規は唯一、法令集持込であり、この法令集は試験上許可される範囲でのインデックス・アンダーライン等の作り込みによって、自分の武器となる。
高得点しやすい科目といわれるが、各学科にリンクする総合分野であり、実務を通しても社会責任をになう法令根拠という観点からも巾広い関係法令、難解な条文の理解に妥協なく学習し、モチベーションを高め、誇りある一級建築士をめざして欲しいと思う。
ということで、掃除、掃除・・
建築関係法令集〈平成19年版〉 建築関係法令集〈平成19年版〉
建築法規編集会議 (2006/12)
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  1. 2006/12/28(木) 21:16:37|
  2. 一級建築士・資格
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耐震偽装問題・・・

「懲役5年の実刑-。東京地裁で26日に開かれた判決公判。元一級建築士姉歯秀次被告(49)は、川口政明裁判長が言い渡した判決主文にも、量刑理由の厳しい言葉にもほとんど反応を示さなかった・・・・。
・・・・耐震強度偽装事件を受け、建築士制度を大きく見直す改正建築士法が成立した・・・事件で損なわれた信頼を取り戻すため、建築士試験の受験資格を厳しくした。
すでに建築士として働いている人についても、新たな知識や技能を習得するための講習を定期的に受講することを義務づけた。」
・・・・ただ、虚しいです・・・・
P1000580_t.jpg P1000581_t.jpg 「書院・床の間・床脇・前室飾り棚」
  1. 2006/12/27(水) 20:50:41|
  2. 出来事を通じて考えた事
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収納が・・・

当事務所も年末、大掃除・・・
キリのない仕事も早めに一息ついて、資料の再整理。
建築士法ではお医者さんのカルテ同様、業務に関する帳簿および図書の保存期間が「5年経過するまで」と定められているのだが、もとより私自身、捨てられない人なのである・・・
いままでのスケッチ、図面、打合せメモなど、今更誰にプレゼンする訳でもないが、この時期に考えていたことや提案のプロセスなど、むしろ最終製本図面よりも残しておきたい「私の足跡」という気持ちなのだ。
ボツになった無数の提案も、なおさら日の目を見なかった無念さと、形を変えても生かせる要素を見出したいという悪あがきなのか・・
常に新しい、オリジナルな創造を意識しているつもりが、捨てる技術に則してみると自己矛盾をかかえてしまい、収納、ファイリングに悩んでしまう・・・
クライアントへは「収納空間はあれば、ある程にこしたことはないが、限りある空間の中で、捨てるか残すべきかの判断と収納の仕方、量をコントロールする事がすまい方のポイントですよね・・。」などとわかった風に話しているが、「その言葉、ソックリそのままお返しします。」という自虐的な気分。
という事で、快適に、これからもいい仕事ができるよう、もう一頑張り・・・
  1. 2006/12/26(火) 16:49:27|
  2. 出来事を通じて考えた事
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違いのわかる・・・

今回はさらに長文です。
先日、ある問い合わせ相談があり、改めて明確にしておきたいと思った事。
現在、住宅メーカー数社検討中で、さらに設計事務所へも提案検討してもらいたい、というものだった。
その判断、ニーズとして家づくりの方法にはあり、それぞれ長所、短所がある。
当然、ふまえての検討依頼かと思っていたが、結果的に、まわりくどいが、設計事務所の存在意義においてまでの説明をせざるを得なくなり、同時に設計事務所の業務内容の周知および営業力の弱さを感じることがあった。
当事務所は1案目に要望の基本整理と提案のオリジナリティを感覚的につかんでいただき、2案目で方向修正または精度向上の提案、という2案を提示し、この設計者であればいいモノをつくってくれるか、という判断を頂く。
そこから設計者としてのプライド、時間を依頼者へ捧げる確約をするのが設計監理委託契約であり、その時点で予算に応じた工事費枠の想定と設計料の算定ということになる。
問題はそこである。
「設計は気に入りました、さすが設計事務所さんですね、いままでの案にはない発想、展開力が伝わりました。で、これはいくらで出来ますか、見積書と仕様書を下さい、他の住宅メーカーと検討、比較しますので。ところで赤沼設計さんはいつも坪いくらくらいの住宅なんですか。」
・・・・これを読んでいる同業の方にも恥ずかしいが、ヤッてしまった、説明不足?
こと、今更ながら住宅メーカー、工務店との違い、設計事務所の業務の流れ、ポリシーの理解を前提とした説明を油汗をにじませながら・・・必死で・・
 余談だが、同級会、同窓会などでよく言われるのだが、イメージとして建築設計事務所、一級建築士というと「大工さんになったの」、「現場監督とかするの」とか「製図とか書く人だよね」といわれる事も多く、説明に必死となることが事実として多い。
最近でこそ、TV、マスコミなどで建築士、建築家というカテゴリー情報も多く、むしろ「建築デザイナー」とか「建築家だね、最近よく色んな建築家がTVとか雑誌にもでてるよね、同業者でしょ」とかいわれることも増えてきたが、これはこれでありがたくも気恥ずかしいと共に私の「建築家」像はもっと崇高な人間、などという素直に受け入れることも出来ない気難しい自分がいる・・・。
建築設計事務所の認知度はまだ・・・
 話は戻るが、正直いって最近の住宅メーカーの設計力、デザイン提案力はそんじょそこらのパズルゲーム的なプラン慣れした設計事務所以上であると感じる。
私も住宅メーカーの依頼でプラン提案することがあるのだが、競合も企業ブランドというよりもバックについている設計事務所同士の提案競技という感覚に近い。
また、メディアのおかげで勉強され、イメージ豊かな要望、可能性の追求を秘めて住宅展示場を廻られ、比較検討される依頼者も多くなっている。
従来の規格商品を売るという住宅メーカーのスタイルはほぼ無くなっているように感じる。
むしろ、住宅メーカーは規格商品だろ、こっちは設計のプロだからね、などとあぐらをかいている設計者は淘汰されていく・・・
そこに輪をかけてQ値、C値、耐震性、工法、保証、ブランド実績、見積り、値引き、素敵な写真集のようなカタログ仕様書・・・
一生一度の大事業を手掛ける依頼者にとっては早い時期からの全体像の把握は安心、信頼感がある・・・。
しかし、設計事務所の立場で言うならば、ここがデメリットとなり、家づくりのスタイルを判断するポイントである。
性能面に関していえば、性能は当然仕様や材料のほか、間取りによっても異なり、求められる性能値の数値レベルの判断と感覚尺度の判断として、どのレベルを求めるかという詳細な対応に対して標準仕様が設定されることは方法論、対応性としての枠がある前提。
また、耐震性、工法もしかり、各メーカーのブランドポリシーのもとに工法メリットばかりがそれぞれアピールされるが、建築空間を創り出す方法はいくらもあり、場合によっては混構造という選択検討もあるはずがその材料、工法が前提条件。
さらにカタログ仕様書は無から創り出す建築の選択検討、提案の巾を妨げることが多い、それ以外の仕様、デザイン要望は「オプション」なんてことになる。
本来、無から生み出す空間創造は純粋に望まれる仕様が全てで、必然である・・・
最後に見積りに関して、平面図と立面図で見積り、工事金額を算出し、さらには値引きというのは設計事務所として疑問を感じる大きな温度差の部分である。
「線一本で工事金額が変わる」という設計図書を作成する側としては詳細図面によるイメージ、技術の伝達がいいモノを創るために必要であり、同時に品質、工事費的にも協力意識の高い工事業者への見積り要請と設計のすり合わせ、検討の上、依頼者の資金枠内で理想の建築をめざし工事業者のモチベーションを確保した設計としなければならない。
さらに工事進行中においても設計の検討、確認が随時行われる。
最初から値引きが何パーセントあるとか最後にフタをあけたら増額オプションだらけなどというのは理解しがたいのである。
 だから、本当に必要で実現可能なイメージ追求を素直に取り組む家づくりを考えるのであれば設計事務所への相談は適していると思う。
あえてこの出来事を長く書いたのも、今は私に委託契約いただいたクライアントとの上記の説明、やりとりの上で、「そういうことなら最初から設計事務所に決めたのに、もっと設計事務所が何する所か宣伝しないとダメだよ」とのお言葉に促され、素直に書いちゃいました。
業界的に敵対的な意図はありませんので・・・
  1. 2006/12/25(月) 13:45:36|
  2. 出来事を通じて考えた事
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平成18年一級建築士試験合格者発表!!

12月19日に平成18年一級建築士試験合格者が発表されました。
学科10%、製図31.4%、総合7.4%という難関をクリアされた後輩の皆さん、おめでとうございます。
HAPPY Merry Christmas!!P1010057_t.jpg P1010041_t.jpg

  1. 2006/12/20(水) 23:01:07|
  2. 一級建築士・資格
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娘よ・・・パパのお仕事はね・・

今日は私のCAD製図作業の傍ら、幼稚園から帰ってきた娘が暇をもてあまして事務所へ遊びに来ていた。
普段は公私のけじめをつける上で仕事場へはあまり長居しないが、来客予定も無く、作業に一息つきたい気分だったので、娘はそのままパート・スタッフとなった。
初めはパソコンで動画を見ていたが、そのうち飽きてしまい、お絵かきをすると言い出した。
パパの事務所には画材が豊富にある・・・3頭身のお姫様をドラフター(製図用机)で書き、色を付け、拡大コピーするとご満悦である。
ドラフター、コピー機の使い方を興味津々にききだしてくる。
そのときの会話だが、
将来何になりたい?ときくと「看護師さん!」・・・
パパの仕事は何かわかってる?・・・「一級建築士!」・・・
正しい、建築家や設計士ではなく社会的に一級建築士が模範解答かな?
免許あるもんね。
将来のなりたい職業が建築士でないことに、ほっとすると同時に寂しい気持ちもある。
自分の娘が今の私のように徹夜も辞さず、理屈を捏ね回し一喜一憂する姿はあまり、薦めたい職業でない気がすると同時に、建築という文化に携わる喜びや、パパの楽しみを理解してもらえないのかな・・という、勝手な想いの中で製図台に再び向かう娘に目を細めた。
P1000966_t.jpg P1000967_t.jpg P1000968_t.jpg
「当社パート・スタッフによる設計およびスケッチ・・」
  1. 2006/12/15(金) 23:35:23|
  2. 家族の肖像
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業務依頼

設計事務所への依頼はお見合い結婚のようなものだと思う。
自分の人生を預けられる設計者かどうかを判断の上、
「成果物」無くして期待をこめて依頼される。
建て主(クライアント)としては当然、設計者の人間性、経歴、作風、ポリシーを理解しなければならない。
私の事務所もほとんど、ご紹介からの設計依頼ではあるが、初回面談時に
当事務所の詳細なプロフィールや設計事務所へ依頼されるメリット、デメリット等をお伝えする。
改めてその内容を簡単にいうと、

(メリット)
・建築(家作り)に関する技術・知識・提案一切の代理人
・代理人であると同時に建築家としてのプライドをかけた仕事として期待いただける。
・理解、納得、満足できるまで設計要望と提案を練り上げる。
・建て主(クライアント)の理解を深めるプレゼンテーション(模型・スケッチ・図面・説明)の専門家
・工事業者への見積もり依頼(数社相見積り)・チェック
・設計内容と見積もり金額のすり合わせ、調整(場合によりVE案検討)
・クライアントへ報告・相談の上、工事金額の交渉と工事業者の選定
・工事業者との請負工事契約の立会い
・工事業者への設計内容の伝達と細部計画の図面検討
・工事の施工精度チェックおよび工程・進捗状況の把握
・工事中の変更対応および工事金額の把握・管理
・現場打合せおよび監理報告書作成
というように建築プロジェクト一連の流れの中であくまでも依頼者の代理人としてクオリティの高い建築を見積もり金額の適正、透明性を判断し、施工技術
の徹底したチェックが行われる。
要は設計監理料という名目で一人の建築家を自分の為に雇い、その提案力や能力によって良いモノを適正な価格でつくることができる。

(デメリット)
・設計者との相性、ポリシー、能力を期待できるか、を見極める為の依頼者としての判断が困難
(ゆえに飛び込み依頼はほとんど難しく、紹介、実績判断となることが多い。当事務所では経歴・作品集提示の上、2案までの図面提示を依頼判断の材料とさせていただいています。)
・設計者のポリシー=自分の要望を聞いてもらえないのではという不安、敷居
 が高く感じられるのでは?
(主役は建て主です。主張、考えを語り合い、何でも話せるパートナーとして相談してくださいね。)
・時間がかかる
(いいモノを生み出す為にも設計者は試行錯誤しながらの洗練、厳選した案の提示をすると同時に模型等の検討、プレゼンに時間をいただきます。また,下記の要件も時間を要します。)
・建物金額の確定が不明確
実際に請負工事するのは施工業者であり、設計を終えた上で見積りを、候補の施工業者からとりまとめる。設計時点では設計事務所での現実可能枠としての概算金額をもとに設計を行い、場合によって積算をし、工事業者の見積もりチェックおよび交渉をした結果として工事金額が決まる。折り合いが難しい場合、VE案※(コストダウンを前提に代替的な方法、素材、技術を検討し、質を落とさずに、むしろ良いモノをつくる為の設計変更案)への見直し検討が必要となる。

こんなところでしょうか・・・
ご意見やご相談等ありましたら気軽にお問い合わせください・・・
客観的なアドバイスもできます。
本音としても、依頼(お見合いをしてみたい方)歓迎です。

P1000963_t.jpg P1000960_t.jpg P1000956_t.jpg
「住宅スタディ模型・・」
  1. 2006/12/14(木) 19:14:09|
  2. 事務所ポリシー
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健康住宅・・・

F☆☆☆☆の建材使用=健康、安心と思われている節がある。
建築基準法による化学物質の発散に関する規制は表面だった最低限の規制である。
アレルギー、アトピーや、新築時に目がシパシパするとか、頭痛がするといった体験をお持ちの方には切実な問題である。
設計する立場として空間の包皮(エンベローブ)として素材の選択は空間表現そのものであったり、快適性を左右し、経済効果にも大きく反映する重要要素はいうまでもない。
こうした仕上、家具等の物理的な要件と共に、生活条件、環境の要件もある。
ホコリ、ダニアレルギーなどは温度、湿度、掃除の仕方、住まい方の条件による。(私の娘がこれで現在通院中なのですが・・)
また、最近の社会的な心の健康、コミュニケーションの不足等により引き起こされるストレス社会への対応も家族単位の安らぎの場所としての住宅でなければならない。
昨今のこうした化学物質規制も利便性、快適性の末の代償というにはあまりに短絡的だとは思うが、自然素材やロハスな生活といった情報提案がピックアップされる。
私の幼い頃は隙間風の入る家の中、「寒かったら着ろ」という母の言葉と石油ストーブの上に鍋かヤカンがのっており、切干大根と豆腐で飯を食う、TVは居間に1台のみで必ず父が酒をのみながら時代劇、洋画、NHKなどをみていた。チャンネル争いなどよりも一緒に大人の気分で同じ番組の感想を語り合う、居間は父を中心とした場所だった。
学校も給食などは時間内に全品食い終えないと残ってでも食わされる。好き嫌いの主張どころか好き嫌いをなくす努力が求められた。いじめもした、いじめられた、そして学級会で追求されたり、友達との関りを学んだ。運動会や通信簿も良ければ喜び悪ければこんなものだなと強がったり悔しがったりした・・今、こんなことはむしろ懐古主義的な話であって、いかにデリケートに考慮されるべきか、が世の中の流れなのか・・・
確かに前述のような環境改善のために快適な高気密、高断熱、計画換気、環境にクリーンな技術、知識も成熟し発展しているし、よくチラシの間取りなどで「家族のコミュニケーションがとれるリビング階段タイプ!」なんてあるが、提案根拠とコンセプトは共感するが、動線によって導かれるコミュニケーションも建築の力の証であると同時に、通常家族同士、帰宅時や食事にさえコミュニケーションがない家族像を想定するとなにかむなしい気分になる。
健康ってなんだろう。
健康でなくなったときに、いかにも重要な日常生活であることに気がつく。
不健康な社会が健康を望む今、建築、住宅が導く力と豊かな生活の意味をクライアントと語り合いたい。

20070116234840.jpg

  1. 2006/12/08(金) 13:52:16|
  2. 住宅建築
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歯科医院の設計

私は患者の立場として、歯医者さんは苦手である。(笑)
しかし、設計に関してはむしろ楽しく、得意と自負している。
私にとっての歯科医院設計のポイントだが、まず厚生労働省による歯科医削減の方針はともかく、コンビニよりも数が多いといわれる歯科医院の存在意義はある種興味深い・・
小児、矯正、審美に至る診療内容、歯科衛生相談からユニット上で外科手術までを行う。
診療形態とDrのコンセプトにより空間の意味が異なってくる。
地域に根ざした関係性を確立すると共に、そのDrの腕はもとより、患者に対する想いをいかに伝えていけるか、という部分を建築空間に機能性、快適性、安心感として具現化しなければならない。
私は患者として、いかなる歯科医院であれば行かざるを得ないとしても、快適で安心できるかをクライアントDrと語り合う。
待合空間、洗口、トイレ、受付はどうあるべきか、ユニットを倒したときの天井は、また、個室かパーテーションか、保護者の付き添い、中待合は必要かなどが患者の立場としてのイメージを客観的にとらえる部分であったり、機能、動線として各ユニットへの分散か,前入り導入型か、X線もデンタル、セファロ、オルソパントモ等機種によるスペース、また自現機かデジタルか、によって計画内容もまったく変わってくる。
その他具体的に、消毒コーナー廻りのオートクレーブ、流し、超音波、滅菌庫の関係および、技工、補錣はどうするか、医局、院長室、スタッフルーム、受付の関係性とお金の管理、そして情報保護と5年間保管義務のカルテ収納のスペースまたはレセコンのシステムの問題をいかに対応していくか、機械室、メンテナンスはどうするか等である。
こうした技術、機能を支えていくにあたっては歯科ディーラー、メーカーのアドバイス、協働作業も重要である。
クライアントDrの意思のもとに、建築家によるプロデューサーとしての提案能力と多種に亘る専門家を統率してのプロジェクトであり、診療圏地域に対する貢献を考えることではないかと思っている。

P1000876_t.jpg P1000877_t.jpg P1000882_t.jpg
「押分の歯科医院」
(ランドマークとして意識した台形ボリュ-ムの外観と住宅街におけるアットホームな歯科医院をめざして 設計No:8)
CNV000055.jpg CNV000024.jpg CNV000009_t_t.jpg
CNV000056_t.jpg CNV000053_t.jpg CNV000020_t.jpg
CNV000075_t.jpg CNV000011_t.jpg P1000852_t.jpg P1000853_t.jpg
P1000846_t_t.jpg

  1. 2006/12/03(日) 23:20:05|
  2. 歯科医院建築
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プロフィール

代表 赤沼政志

Author:代表 赤沼政志
一級建築士事務所
赤沼政志建築設計室

仙台市泉区南光台4丁目  
5-2  サンパルコ201号
TEL022-796-0801
FAX022-796-0802


(略歴)
1967:岩手県花巻市出身
1985:専修大学北上
高等学校建築科卒業
(ラグビー部所属)
1989:東北工業大学
工学部 建築学科卒業
(ラグビー部所属)
1998:事務所開設


(趣味)
 小型船舶操縦
 模型作り
 カクテル作り


(音楽)
 VIKTOR LAZLO
 ANITA BAKER
 CARL ANDERSON
 DAN FOGELBERG
 MICHAEL SCHENKER

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