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一級建築士事務所 赤沼政志建築設計室 「業務報告!」

住宅、診療所を多く手掛ける仙台の一級建築士事務所です。 建築設計業務を通しての喜怒哀楽を綴ります。

バリアフリーとユニバーサルデザイン

「障害者対応」「老若男女分け隔てなくすべてのひとに使い易く、やさしい構造」ということだが、少しその観点から住宅について考えてみた。
バリアフリー、高齢者対応設計基準なるものが公庫、品確法(住宅性能表示基準)にあるが、実際にその設計が望まれる該当者、障害の度合いは様々であり、よくある、将来のために考えて、とりあえず段差がなく、手すりを設置しておけばいい、といった表面的な設計対応では本末転倒になりかねない。それほど広くもないスペースに手すりの圧迫、スロープによる凍結時の転倒・・・相反する検討事項も出てくる。
また、麻痺の部位、症状によっても設置箇所、位置が異なる。
杖歩きか車椅子かデイサービスの搬入か、等バリアフリーは極めて個別的な条件に対応する設計要求となる。
また、それ以上に考えたいのが介護する立場の対応のし易さでもあると考える。目が離せないという日常的な緊張感をいかに和らげられるか・・・
 そういった解決検討をしていくと、設計要求の該当者は家族、来客、すべての人であり、ユニバーサルデザインへと向かうのだと実感する。
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  1. 2006/11/30(木) 23:31:24|
  2. 住宅建築
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家相と慣習

家相は古代中国の易教以来三千年の歴史より、先人の知恵、経験、風土、統計をふまえた指南書として現在に至っています。
特に最近、家相、風水に関心を寄せる話をされることも多くなりました。
重要なのはその家相上の根拠であり、確かに現在にも生きてくる検討、注意事項としての要件があり、それに対して迷信、根拠が不明なものまであります。
以前、出来るだけ、家相上吉相の条件を満たして欲しいという依頼を受け、提案上の制約を受け、家相、八卦見の大家といわれる先生との打合せを介して設計しました。
しかし、最終的な判断は,やはり家相、技術、計画性の根拠を総合的に判断し、施主自身が納得できる検討ができたか、というところに行き着きます。
家相の教えは否定できるものではありません。
しかし一番信じて欲しいのは、どういう空間、建築でありたいかという信念、また、それを具現化する提案根拠とプロジェクトパートナーへの信用ではないかと考えます。
 また、地域における慣習も慎重な確認、検討の必要な事項かと思います。
たとえば神様、仏様の祭り方や、アプローチのとり方に関する慣習的な意識が地域、風土的に異なる場合があり、むしろ根ざした文化、風習を理解すること、その読み込みが重要であると思います。
いずれにしても住宅は住まい手のアイデンティティを表現した空間である、との認識の上で設計しなければなりません・・・。

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「紫波の自動車学校増築工事」
(受講生待合室、事務室、会議室の改修およびトイレの増築。 設計:No7)
  1. 2006/11/28(火) 22:49:53|
  2. 住宅建築
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設計相談会

今日は「ハウスネットギャラリー東北」による家づくり必勝セミナーにて
設計相談担当建築家として出席しました。
度々、色んな機会、趣旨での相談会の依頼がありますが、この「ハウスネットギャラリー」は
ネクストアイズ株式会社 代表 小野信一氏主催によるハウスメーカー、工務店、建築家、リフォーム工事店、外構、解体、引越し、インテリア、セキュリティー、建材メーカー等の家づくりに関するすべての会社とFP(ファイナンシャルプランナー)、税理士、弁護士がその枠組を超え、協力して一般消費者への適正な不動産、住宅資産運用を支援することを目的に組織された住まいの総合情報コミュニティーネットワークであり、関東圏で大きな成果を上げ、9月に仙台事務局が発足し、当事務所も建築家コミュニティーへ参加いたしております。
なによりも設計事務所として賛同、参加する意義として、住宅は作品性、経済性、社会性、住まい手の人生観がさまざまであり、需要と供給における温度差を
多角的に判断し、充足していかなければなりません。その為にも、情報のアンテナを常に広げているべきであると考えております。

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  1. 2006/11/26(日) 23:59:26|
  2. 出来事を通じて考えた事
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お疲れ様です!

今、打合せから戻ってきました。
もうすぐ日付が変わりますが、きょうはプランの方向性が固まった
充実の打合せだった。もう今日は休んで明日早めに出てまた頑張ります・・・
  1. 2006/11/23(木) 23:52:33|
  2. 出来事を通じて考えた事
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設計料の根拠

建築設計をライフワークと捉えながらも、家族を養い生活し、事務所を運営するには報酬を得なければならない。
依頼する側からは安くて良い物を得る一環として設計料もおさえて欲しいというのが本音かと思う。
しかし、よく理解して頂きたいのが、設計監理による「良いものを創る」ための対価である。
プライドを賭けた仕事には検討と綿密なチェックの時間・能力が必要であり、その仕事に没頭させていただく最低限の保障が必要となる。
その指標として私は国土交通省告示第1206号を説明させていただいている。
ただし、この算定方法は工事金額も設計料基準の要件となっており、事前の想定把握が前提となる。(工事費の増減影響による設計報酬は矛盾がある。)
まだ建築士の職能に対する評価報酬が社会的認知されていなことを感じる度に、設計監理料の根拠を説明しながら、職能のより深い理解を求め、純粋に建築設計・監理を楽しみたいと思っていたりする・・・
  1. 2006/11/22(水) 23:24:29|
  2. 事務所ポリシー
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建築確認申請・・・

2案件の打合せを終え戻り、明日,受付予定の建築確認申請書をまとめている。
こちらも2案件分でちょっとシンドイ。
そういえば、まだ駆け出しの頃は役所協議、確認申請をスムーズにできて一人前だと思っていたナ。
「やっぱり排煙とれって言われた」とか「異種用途区画かかるって・・」とか先輩達の会話を?と!で聞いていた・・。
今はもう、ふてぶてしいもので(この根拠で協議して、主張を通してやる)とか(判り切った事は、指示があったら記載すればいいな。)とか経験上考慮不測の要件も(どういうこと!?)なんてずうずうしく法規のレクチャーを受けたりする。
法規・計画の学科講師をしていながらにして、実務的にはあくまでも役所が客観的に建築計画の内容を「確認」する趣旨の基に、要領よく書類をまとめる・・・
特に専用住宅などは規定のポイントは絞られてくる内容もあるのだが、最近は仙台市内の建築計画において、中間検査が規定され、
どうも近い将来、建築士が設計した建築物における審査項目の緩和規定も見直されるという話も聞いている・・この数年の間にも24時間換気の義務化、
化学物質の発散に対する措置なども必須書類とされ、作業量も大幅に増えている。完了検査届もそうだ、以前は完了した旨の書類のみが、いまでは監理写真添付しなければならない。
法改正せざるを得ない社会背景と、伴う審査内容は当然とは思うが、建築士の能力とモラルを信用できないような対応改正には疑問を感じる・・
いずれにせよ、法を遵守しつつ快適な空間を創ること。
1つの建築が都市をつくる。つまり、one For all・all for one.
両親も言っていた、「他人に迷惑をかけないように・・」
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「BAAN GAJA」
(元々のスーパーを改装し、テナント店舗に改装の上、タイ輸入雑貨をメイン店舗にした。クライアントの社長の嗜好を強く反映した。リンク紹介参照。設計:No6)
  1. 2006/11/21(火) 23:59:27|
  2. 出来事を通じて考えた事
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現在進行中・・

明日のプレゼンテーションへ向けて現在追い込み中。
今晩、眠れるかな・・
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「バリの聖獣ガルーダ」
(事務所に居ります・・)
  1. 2006/11/20(月) 22:58:53|
  2. 出来事を通じて考えた事
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プラン提示

初回プラン提示。スリリングな瞬間。
要望を満たしているか・・期待以上の感動・共感が得られるか・・
サプライズがあるか・・理解してもらえるか・・
認めてもらえるか・・。
私でなければ提案できない設計。
根拠と自信をもったプレゼンテーションに挑む。
すべてに理由がある。
額に汗をにじませながらの説明とスケッチ。
全身全霊、一発勝負、プロセスは幾通りものスタディを重ねた・・・
何パターンもの検討の末の1案・・・
プランはパズルゲームでも営業ツールの消耗品でもない、
クライアントへ唯一オリジナル提案のとっておき・・・である。
一緒に楽しんでいただきたい。
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「円田の歯科医院」
(女性Drの内装が総板貼りの歯科医院。女性、子供さんに優しいイメージを
感じとっていただける診療所の要望。前入り導入型。パーテーションと診察ユニット上部のトップライトがポイント。 設計:No5)
  1. 2006/11/19(日) 22:33:33|
  2. 事務所ポリシー
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iDentity/Policy

1・機能
優れた建築として、合理的機能を持ち、クライアント(施主)の個性、理念を反映し、職能、経験、パーソナリティを駆使し、理想的建築をめざします。
2・デザイン
住宅は生活、人生を楽しむ為の空間であり、施主と設計者の相互理解、アイデンティティの総合的表現として構築されるものだと考えます。
施主の意向や人生観を文脈的にどのように整理、選択、演出していくか・・
3・プレゼンテーション
設計は人生最大といっても過言ではない事業構想の計画図を練る作業であり、依頼者の現在、過去、未来の時間軸をふまえてライフスタイル、方針を構築することです。
そこに設計監理の専門技術者の提案として具現化し、工事施工者に正確に伝わる情報集約の設計図としなければなりません。
そこで一番大切なのが、設計内容、イメージの共有化です。
立体空間を紙に書くのですから、そこから空間イメージ、スケール感、
素材感、コンセプトを読み取るのは容易ではありません。
「インフォームド・コンセント」:依頼者と共に語り、理解し、期待し、満足できるために・・・。
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「岩ヶ崎の歯科医院」
(三代続く歯科医院としてクライアントDrの要望は街並みと時間軸をふまえて、アイデンティティの感じられる建築。間口率の低い(俗にうなぎの寝床状)土地での計画。竣工間際まで割烹料理屋が建つと思われていたらしい。設計:No4)

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  1. 2006/11/18(土) 15:14:22|
  2. 事務所ポリシー
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一級建築士講座・講師

講師をやっている資格学校を通して受講生から質問状が届いた。
今年の合格発表、12月19日を前に来年度の学科講習が始まっている。
耐震偽装問題以後の試験ということで、試験内容にも反映されており、年々
難易度は増す傾向にある。1級建築士の資格の意味をいまさら問いただすつもりは無いが、現状、建築に携わる者として創造の自由・判断・責任を与えられる最低限の知識を確認し、認定される資格といえる。その資格を持った上での
モラル、ポリシーはまた別の話である。おっと、話が深く、逸れそうなので基、資格試験はいずれにしてもモチベーションの問題である。
開業、社会的能力主張、自己確認、両親への恩返し、会社での立場、etc・・
逆に資格を持っていてなくても本質的に困ってくれる人がいないのも厄介で、
あくまでも自分自身の問題である。妥協は禁物・・
ともかく必死になって目標に向かって勉強している後輩達を見ていると
その段階を1つクリアした今の自分をみつめ直すと同時に、啓発しあえる建築士が増えていくことを願って回答書を書いている。

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「幸司くんの家」
(中学からの同級生の家、格子と嘴状の玄関庇が特徴。プランはナナメの視覚と空間の開放性を意識し、屋根に瓦棒葺と横葺を併用。ローコストをめざした。設計:No3)
  1. 2006/11/17(金) 12:14:21|
  2. 一級建築士・資格
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実施設計図面作成・・・

今日は住宅の実施設計図面の製図作業をとりあえず終えることができた。
 現状では営業、打合せ、プランニング、製図、積算チェック、現場監理、
一般事務作業、経理を一人でこなさなければならない。
実際には自己責任の中で、やりたい、やれる仕事量を判断している。
 本音を言えば建築設計の楽しみはプランニングプロセスに一層、実感する。
無から創り出す期待感と施主の関心を高め、感心、歓心いただくことを想像
し、創造する・・・(ラップの歌詞みたいだナ)
もちろん、ディテール(細部のつくり)計画も同時並行的に重要な検討要素である・・
 実施図面はその提案を具現化するための伝達、表現の作業としてどちらかといえば
生産作業的な部分があり、CADによる効率化は必須であり、
事務所運営、スケジュール管理の上でシビアな作業と実感している。
眠い・・・
CNV000019_t.jpg CNV000018.jpg
「郷ヶ丘の家」
(大学時代の友人の住宅、マッシブな形態表現と帆のような袖壁をアクセントにしている。ガレージ付住宅 設計:No2)
  1. 2006/11/16(木) 01:08:36|
  2. 出来事を通じて考えた事
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新装OPEN!!「業務報告」始めます!

仙台市で個人設計事務所を開設してます、赤沼です。
岩手県花巻市出身、事務所開設8年目の1967年生まれ
住宅、診療所を多く手掛け、その他、資格学校の講師、住宅メーカーのコンサルタント等、
日々の建築設計業務を通じて感じた事、考えた事をラフに記していこうと思っています。
今後共、よろしく御願い致します。
四日町の家 CNV000015_t.jpg
四日町の家」
(両親の為の家です。今は亡き父が車イス生活を快適に過ごすと共に、介護者である母の労力負担軽減を考慮した住宅です。幾何学的形態を単純記号化した外観としました。設計:No1)
にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・建築家へ

  1. 2006/11/15(水) 01:01:37|
  2. 事務所ポリシー
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プロフィール

代表 赤沼政志

Author:代表 赤沼政志
一級建築士事務所
赤沼政志建築設計室

仙台市泉区南光台4丁目  
5-2  サンパルコ201号
TEL022-796-0801
FAX022-796-0802


(略歴)
1967:岩手県花巻市出身
1985:専修大学北上
高等学校建築科卒業
(ラグビー部所属)
1989:東北工業大学
工学部 建築学科卒業
(ラグビー部所属)
1998:事務所開設


(趣味)
 小型船舶操縦
 模型作り
 カクテル作り


(音楽)
 VIKTOR LAZLO
 ANITA BAKER
 CARL ANDERSON
 DAN FOGELBERG
 MICHAEL SCHENKER

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