北上市の
歯科医院・・・
まだ外構が残っていますが鍵の引き渡しを致しました。
開業までの時間は慌ただしく過ぎそうです。

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- 2011/05/31(火) 21:01:38|
- 歯科医院建築
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歯科医院2題を紹介します。
1案目は円形をアクセントにしたプラン。
ゆったりしたプレイヤードを設け、患者とスタッフ分離の前導入型です。

「I歯科医院」139.99㎡
2案目は三角形平面のプラン。
斜辺をファサード(外観の表情面)とし、バックヤード機能を集約させた。

O歯科医院」135.84㎡
プラン掲載からいろいろメールいただきました・・ありがとうございます。
・「プランが見えづらい、小さい、画像が悪い・・・」 申し訳ありません。提案の概略を見ていただく趣旨、IT設備環境、テクニック、アップロードの解像度制限等をご理解いただき、どうしても詳細をご覧になりたい場合はプラン集をご用意いたしております。
・「精魂込めた仕事を惜しげもなく掲載していいのか、引用されたり、プロとしてのプライドは・・・」 プランはクライアント(依頼者)がいて、私がいて必然性から生まれるものであり、無限の創造です。創造のスキルもまた無限に培うべきものだと思っています。
だからこそ客観的な評価で共感する、しないの問題ではなく、どれだけの対応力、提案力か、を感じていただきながら、さらなる啓発をめざす目的と、表現として理念だけではなく、図面化したメッセージとして見て頂ければと思っています。
ですからもし、こういうところはいいな、自分のプロジェクトパートナーにも活かして考えてもらおう、なんてことがあればむしろ幸いです。
そのまま引用しようと考えるような方はいないと思っています。だって、私はその方の要望、背景も知らず、その方の為の設計をしていませんのでその方に合う良いプランのはずがないから・・・
プロの仕事は期待、共感、納得の対価であると考えています。一級建築士事務所 赤沼政志建築設計室 公式ホームページhttp://akanuma-arc.com//作品・プラン集をとりあえず見てみたい方、無料設計相談、お問い合わせ等ございましたら、下記迄お気軽にご連絡下さい。
akanuma@cup.ocn.ne.jp
- 2007/04/28(土) 22:10:33|
- 歯科医院建築
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私は患者の立場として、歯医者さんは苦手である。(笑)
しかし、設計に関してはむしろ楽しく、得意と自負している。
私にとっての
歯科医院設計のポイントだが、まず厚生労働省による歯科医削減の方針はともかく、コンビニよりも数が多いといわれる歯科医院の存在意義はある種興味深い・・
小児、矯正、審美に至る診療内容、歯科衛生相談からユニット上で外科手術までを行う。
診療形態とDrのコンセプトにより空間の意味が異なってくる。
地域に根ざした関係性を確立すると共に、そのDrの腕はもとより、患者に対する想いをいかに伝えていけるか、という部分を建築空間に機能性、快適性、安心感として具現化しなければならない。
私は患者として、いかなる歯科医院であれば行かざるを得ないとしても、快適で安心できるかをクライアントDrと語り合う。
待合空間、洗口、トイレ、受付はどうあるべきか、ユニットを倒したときの天井は、また、個室かパーテーションか、保護者の付き添い、中待合は必要かなどが患者の立場としてのイメージを客観的にとらえる部分であったり、機能、動線として各ユニットへの分散か,前入り導入型か、X線もデンタル、セファロ、オルソパントモ等機種によるスペース、また自現機かデジタルか、によって計画内容もまったく変わってくる。
その他具体的に、消毒コーナー廻りのオートクレーブ、流し、超音波、滅菌庫の関係および、技工、補錣はどうするか、医局、院長室、スタッフルーム、受付の関係性とお金の管理、そして情報保護と5年間保管義務のカルテ収納のスペースまたはレセコンのシステムの問題をいかに対応していくか、機械室、メンテナンスはどうするか等である。
こうした技術、機能を支えていくにあたっては歯科ディーラー、メーカーのアドバイス、協働作業も重要である。
クライアントDrの意思のもとに、建築家によるプロデューサーとしての提案能力と多種に亘る専門家を統率してのプロジェクトであり、診療圏地域に対する貢献を考えることではないかと思っている。

「押分の歯科医院」
(ランドマークとして意識した台形ボリュ-ムの外観と住宅街におけるアットホームな歯科医院をめざして 設計No:8)



- 2006/12/03(日) 23:20:05|
- 歯科医院建築
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